変化に必要な勇気と巻き込み力

「未来への種まきはアクセルを踏み続ける」

大手自動車メーカーのトップが、決算発表で述べました。同社もコロナ禍で大きな打撃を受けて、厳しい状況にあります。実は、同社にはリーマンショック時の教訓があるそうです。リーマンショック時、社内の収益構造の変革で経営を立て直すことができた。けれども、最大の反省は研究開発費まで削減して「将来の筋肉まで落としてしまった」ことだと。

同社は、業界の置かれた厳しい状況を考え、自動車メーカーの看板さえ掛け変える覚悟で変革に取り組んでいるそうです。トップの発言から、未来への種まきの手は決して止めない覚悟を感じます。

どの組織もいま大きな変革に迫られています。その組織のメンバーである私たちも“変わる”ことが求められています。変わらなければ人は“成長”できません。

しかし、人は変わったことにより成長し、より良い状況になることよりも、変わったために失敗して状況が悪くなる方に意識が向きがちだそうです。

成長するためには、まず、変わる“勇気”が必要になるのかもしれません。

周囲の力を巻き込む

働き方が大きく変わり、成果をあげるための仕事のやり方や進め方も変わっており、1人で仕事を成し遂げられる人=仕事のできる人ではなくなっています。このような環境において求められる力の一つに「巻き込み力」があります。巻き込み力とは、周囲の協力をうまく得ながら仕事を達成し、成果をあげるスキルです。

周囲を巻き込むために必要なことは、いくつかあると言われています。

まず、前提として、「自らが率先して動くこと」が必要です。ただ、単に周囲にお願いをするだけでは、周囲を巻き込むことはできません。周囲の人が協力したいと思えるよう自らが率先して行動をすることが大切です。そして、「仕事の目標にまっすぐに向き合うこと」が大切です。どんな目的なのか。自分の役割は何なのか。何をやるべきなのか。真剣な気持ちが伝わらなければ誰も協力しようとは思ってくれません。

組織のリーダーにとって、大事なことは「人の強みを活かし、全体の能力を増大させることだ」というP.F.ドラッカーの言葉があります。メンバーの強みを結束させて、成し遂げたい“ビジョン”に向かう、組織づくりの支援をしていきたいと思います。